期間工の社会保険

期間工でも、正社員と同じように社会保険に加入することができます。別の言い方をすると、加入しなければいけません。

社会保障は健康保険、厚生年金、労災保険、雇用保険の4つがあります。

健康保険・厚生年金

健康保険と厚生年金はセットで考えます。健康保険と厚生年金の適用を受けている事業所に、常時雇用されているすべての従業員は加入することになります。期間工は正社員ではありませんが、臨時的有期雇用契約との解釈が成立します。

常時雇用にあたらない短期雇用契約や臨時的雇用契約は通常2か月以内の契約期間になることが多いです。しかし、期間工は少なくても3か月・6か月働くことになっているため、期間工は健康保険と厚生年金の適用範囲内になります。

労災保険

労災保険とは、仕事や通勤が原因で負傷した場合、または病気になった場合などに適用される保険です。

正社員・パート・アルバイトなど雇用形態に関係なく、労働者を1人でも雇っている事業場は加入義務があるので、期間工も労災保険の適用範囲になります。

企業が1年に1回、年度内総賃金額と平均従業員数を申告して、その規模に応じた保険料を納付することで、自動的に全従業員が労災保険に加入していることになります。

雇用保険

雇用保険とは、失業して所得がなくなったときに、生活の安定や再就職促進を図るために失業給付などを支給する保険をいいます。簡単に言い換えると、「仕事がなくなったときに備える保険」のことです。

加入条件は、正社員・パート・アルバイトなど雇用形態に関係なく、次の2つです。

  • 条件1)31日以上の雇用見込みがあること
  • 条件2)1週間の所定労働時間が20時間以上であること

期間工は条件1と条件2の両方を満たすため、雇用保険の適用範囲となります。

まとめ

このように、期間工はメーカー正社員と同じように社会保険で守られています。保険に加入するために保険料を支払う必要がありますが、企業側が1/2程度の金額を負担してくれます。支払う金額でいうと、約30万円の給料に対して3万円~4万円前後が保険料になる計算です。

手取りの金額は26万円くらいになってしまいますが、この高額な保険料の部分をカバーしてくれるのが、入社祝い金や手当、寮費無料などの待遇です。

さらに、期間満了時には満了慰労金が入ってきます。しかも、最大数百万円もらえるなど、金額が大きい場合が多いです。

期間工ならではのメリットを活かして、しっかり稼ぎましょう。

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